播州山崎花菖蒲園
本文へジャンプ 04月02日 

 



ハナショウブとは?

日本に分布するアヤメ属には,アヤメ・カキツバタ・ノハナショウブ・ヒオウギアヤメ・シャガ・イチハツなど,観賞価値の高いものが多くああります.

この中で,とくにカキツバタとノハナショウブから多くの園芸品種が作られました.カキツバタの改良は,花の色と形のわずかな変化にとどまりましたが,ノハナショウブからは多彩に変化した花が作り出され,花菖蒲として発展しました.

花菖蒲の栽培は,一般には江戸中期に本格的に始まったとされ,江戸の最盛期には400に近い品種が育成され,江戸(東京)や伊勢(三重県松坂),肥後(熊本)などで発展しました.

ハナショウブの品種は,改良されてきた地域にちなんで江戸系、伊勢系、肥後系に分けられます.
現代多く見られるハナショウブと,原種であるノハナショウブと比較した場合,花形・花色をはじめ,葉や茎まで多くの相違があります.

江戸系は花被片(はなびら)が横に広がって開く品種が多く,このため露地など圃場での観賞にも適しています.また伊勢系や肥後系は鉢植の1株仕立てで観賞することを考慮した品種が多いのが特徴です.

ハナショウブの園芸品種としては松平菖翁が作出したとされる‘宇宙’は,今日もなお最高の品種の一つですが,ノハナショウブ1種の変異だけでは,これ以上の改良の余地がないと思われるレベルに達しています.

それは,菖翁が1代ではとうてい到達できない次元の品種でもあります.文献には記録されていませんが,江戸よりもかなり以前から,ノハナショウブをもとに長い年月をかけて自然から変り花を選抜して,改良が重ねられていたことは間違いないと思われます.

江戸系

江戸系ハナショウブは主に今は花菖蒲園に植えて群生の美しさを観賞してきた系統なので風雨に強く草丈も高いものが多いのが特徴です.群生のハナショウブの花は平らに咲く方が見栄えがするので平咲きの花が多いのも特徴です.また奇花を含め多様な花形が見られます.

肥後系

大輪で堂々とした風格に特徴がある。本来は室内観賞を目的として改良されてきた系統なので、花は大輪で花弁は広く重くなり、ゆったりと垂れて咲き、豪華で洗練されている。

伊勢系

花弁が垂れた三英咲きが基本で、雄しべの先にトサカ状の切れ込み(くも手といわれる。)が見られるのが特徴である。草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さはほぼ同じである。男性的な肥後系に対して、花は優美で女性的な感じを受けるものが多く見られる。

アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの違い

区別 適地 開花期 花色 花径
アヤメ 乾燥地 5月上〜下旬 幅狭く、濃緑色。主脈不明瞭 紫まれに白
花の基部は網目状模様
8cm
ハナショウブ 乾燥地〜湿地 6月上〜7月上旬 幅中くらい。主脈が太く明瞭 紅紫、紫、白、絞り
花の基部は黄色
15cm
カキツバタ 湿地 5月中〜6月上旬 幅広く黄みを帯び、主脈細小 青紫、紫、白、絞り
花の基部は白色
12cm

 

 


特定非営利活動法人
花菖蒲と
ふるさとづくりの会
 
播州山崎花菖蒲園

〒671−2532 兵庫県 宍粟市 山崎町 高所 621
TEL: 0790-62-7727,FAX:0790-62-8734
E-Mail:webinfo@hanashoubu.or.jp


播州山崎花菖蒲園は、特定非営利活動法人“花菖蒲とふるさとづくりの会”が運営・管理しています。

Copyright © 1999-2004 by Yamasaki Japanese Iris Garden All Rights Reserved.